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矯正治療全体について

矯正治療とは?

 矯正治療は見た目の歯並びはもちろんのこと、上顎と下顎のかみ合わせ、歯と顎や全身との調和を行う治療です。

 矯正治療は乳歯列期(子どもの歯のみの時期)や混合歯列期(子どもの歯、大人の歯が混在している時期)から開始すると以下のような流れで進みます。もちろん、大人からの治療である大人の矯正治療からでも可能です。

最初にどこが気になるかお話を伺い、治療に進まれる場合、先に必ず検査を受けて頂きます。その検査結果を基に現在の状況の説明とどういう治療を行うかのお話をさせて頂き治療開始となります。

詳しい治療の流れについては是非こちらを参照にしてください。

矯正治療の流れについて

乳歯列期や混合歯列期である成長期の方(6歳から身長の伸びが落ち着くくらいまで)を対象とした子どもの矯正治療のことを早期治療ともいい、将来的に噛み合わせが悪くなりそうなお子様やすでに悪くなってしまったお子様に対し、顎を広げたり上顎と下顎のバランスを整えたりすることで機能的にしっかり咀嚼できることを目指し治療していきます。

▼子どもの矯正治療についての詳しい事項は以下をご覧下さい

乳歯列期の治療
混合歯列期の治療

それと比較し骨格的成長の終了した大人の矯正治療(個人差はあるが中学生くらい以降、特に年齢に上限はない)のことを本格矯正治療といい、それぞれの骨格や歯の特徴に合わせて個人にあった歯並びを作って仕上げていきます。綺麗に永久歯が並ぶ隙間が少ない場合や前歯の突出感を改善する場合など、永久歯を抜歯することもあります。主にワイヤーを使用したマルチブラケット装置を用いて治療していくことが多いです。

大人の矯正治療についての詳しい事項はこちら

 

矯正治療のイメージは実際始めてみるまでなかなかつきにくいです。
そこで矯正治療を登山で例えてみます。

横顔の口元や笑顔の時の歯並びなど審美的にも機能的にも医学的に見て満点の歯並びを10合目の登頂部、食べ物を効率よくお食事出来、顎に負担のかからない機能的には問題ないといった歯並びを5合目とし、担当の矯正医を登山のガイド役だと例えます。

 

ガイド(矯正科医)は登頂する方(患者さん)の特徴やどこまで登るかの希望をよく聞いたうえで、いかに無理なく安全な最短ルートで希望に合わせたルートやゴール(個性正常咬合)を選ぶかが仕事です。何本かルートが出た時は、メリット、デメリットをお話した上でルートを一緒に選びます。

早期治療(子どもの矯正治療)は5合目までガイドすることを一番の目的とする治療だと考えてください。装置と骨格の成長を利用し、無理なく機能的に咀嚼できることや、成長に対し悪い影響を与える因子を取り除く事を目標としています。審美的にも改善できる限り改善します。人によってはガイド(矯正科医)が5合目までガイドする(子どもの矯正治療を行う)と、自然に10合目まで到達する方もいらっしゃいます。

 

ただ、骨格のずれが大きい、歯の本数が少ない事や歯の大きさが大きいなど、咬合や横顔を考えるうえで子どもの矯正治療だけでは無理がある場合や、さらに細かいところまで治療したいという希望がある場合、引き続き大人の矯正治療まで進むことをお勧めすることがあります。

矯正治療全体の話をさせて頂いた際、子どもの矯正治療を行っていれば、大人の矯正治療はしなくて良いのか?という質問をよくお聞きします。先程述べた事がこの答えになるのですが、子どもの矯正のみで終了するかは個人個人の持っている骨格や歯の特徴によって決まってくることになります。

この矯正治療=登山と似ているというイメージでお話すると、最初から大人の矯正(から開始するよりも、子どもの矯正治療していた方が無理なく治療出来そうなイメージもついて頂けると思います。

 

もちろん、子どものうちに矯正できなかった方は大人の矯正治療から治療行っても、全く遅くありません。年齢の上限は特にないです。近年、歯科矯正用アンカースクリューなど新しい技術の台頭で、困難とされてきた歯の動きも可能になり、難しい不正咬合も治療可能となってきました。歯並びが気になっているが、年齢的に遅いのではないかと思っていた方も、一度ご相談に来ていただければと思います。

※コラムにも矯正治療を理解するうえで大事な事など掲載します。是非参考にしてください

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