矯正用アンカースクリュー
矯正用のネジ、矯正用のインプラントという言われ方もするものです。
歯茎に人体に害のないネジを植立することにより、今まで不可能とされていた、あらゆる方向に歯を動かすことが可能になりました。
設置に歯茎を切るような大きな手術は必要ありません。
治療後は速やかに撤去し、傷跡後は残りません。
ただ一般的な歯科矯正用アンカースクリューの成功率は80~90%といわれ、植立後、10~20%の矯正用アンカースクリューが揺れるなどで使用できないこともあります。
歯科矯正用アンカースクリューは左右対称で植立されることが多く、1人の患者さんで複数本用いられることが多いため、さらに成功率は低いと言えます。
また、せっかく歯科矯正用アンカースクリューを植立出来ても歯科医師自身がその使用法を正しく理解していないと大きな意味をなさないこともあります。
当院では、大学時代、歯科矯正用アンカースクリューに関する研究を行った知識の豊富な歯科医師によって、事前にリスクや注意すべきことを十分に説明させて頂くことで、患者さんの不安を取り除き、成功の妨げとなるリスクを十分下げたうえで治療するよう心がけています。